仕事中のブログ執筆はやめられない

見出しのとおり、ついにニンテンドーDSを買いましたー!
いつの間にか品薄も解消されたようで、あっさりと手に入りました。運良く、いわゆる「はずれロット」でもなかったようで。
そんなわけで早速購入したソフトがこちら。
[rakuten:book:12025696:detail]
逆転裁判フォーーーーーーー!!!
プレイ感想を一言で述べると、
「面白かったけど期待してたのと違う」
といったところ。シリーズものなのに、新システムにキャラクター一新という大冒険。

システム面

「みぬく」は賛否両論あるだろうけど、「ゆさぶる」も「つきつける」も通用しない、いわゆる旧シリーズでは負けてたシーンをアクシデント以外でひっくり返すことが出来るのはゲームとして一歩進んだと考えられます。
ただし、とある証人を見抜くのが難関でした(プレイした人は分かると思いますが、4話に出てきたあいつです)。どこで隠し事をしているかは見当がつくのですが、反応が出ている場所が分からない。分かった瞬間脱力でした。
ともかく、前後の流れで隠し事をしている点にピンとこないと、しらみつぶしに探すことになるのが非常に残念ではありました。
いっそのこと「みぬく」は該当する証言の時のみ使用できた方が良かったかなと。
それと、探偵パートで「みぬく」が使えないのはもったいなかったです。

ストーリー面

種死ガンダムを例に挙げるまでもなく、シリーズものにおいて前作の主人公を使用する場合、その扱いには最大限の注意を払わなければなりません。
一番簡単なのは、出さないことです。おそらくは本作でも出さないつもりだったのではないでしょうか。
なぜなら、一部ではナルホドを超越する人気を持つミツルギ・マヨイまでカットしているのですから、旧キャラで売ろうというつもりは無かったと考えるのが普通でしょう。(むしろ続編であればサブキャラの方が出しやすいですし)
それが紆余曲折あって出した結果、ストーリーにおいてナルホドが大きく関わって来て、ある種ストーリーテラー的位置におさまっています。
冒頭において、オドロキは「ぼくの物語」と言っていますが、銅考えてもこれはナルホドの物語でした。
とはいっても、そのことに不快感は感じませんでした。なぜなら、ナルホドが活躍したのは(1話・4話の一部を除いて)あくまでも裏方として、だったからです。
ストーリー全体を見返してみると「作品一つを使って主人公交代を行った」といったところでしょう。

キャラクター

シリーズものだと主人公は比較されるものです。
よって、オドロキを語る上でナルホドと比較されるのは仕方の無いことでしょう。
これまでのシリーズ、検事サイドは証言の誘導や証拠の隠滅、無茶な論理展開と裁判官巻き込み等のあらゆる手を駆使してナルホドを潰しにかかっていました。
何度も訪れる絶体絶命の危機を紙一重で乗り越えていくナルホドは、実力以上の力を発揮していました。
一方、今回の検事は「別にオドロキを潰すつもりは無い」のです。追い詰められることもあまりありませんでしたし、仮に追い詰められても「みぬく」で何とかなるのです。
つまり、逆転裁判4において、私は主人公オドロキの「火事場のクソ力」を見ていないのです。
その状況では、どうやったってナルホド>オドロキになるのは仕方の無いことです。
つまり、オドロキは本来のキャラクター的魅力を発揮する前にストーリーが終わってしまったということです。5の製作が決定している、ということで今後に期待、ということなのでしょうか。
さて、今度は検事のお話。
アウチはやっぱり現役でしたね。あれだけ大敗を喫していまだに現役と言うことは、やっぱり主人公以外には勝ってるのでしょうか。でも鈴木と須々木に気づかないのはなぁ…。
一方、新検事のガリュウですが「求めるのは真実のみ。勝ち負けどうでもよし」というタイプなので、別に弁護サイドを徹底的に叩き潰すつもりはありません。むしろ、証人の発言がおかしかったら助け舟まで出してくれます。つまり「敵にしては優しすぎる」のです。前述の、オドロキがピンチにならないというのも、ぶっちゃけガリュウのせいです。
彼にはもう少し、敵役としての自覚が欲しかったですね。
その他のキャラクターに関して、相変わらずアクが強いです。シリーズ4作品も出しておいて未だに強烈なキャラクターを生み出し続けるバイタリティはすさまじい。もはやオバチャン・アイガ・ホンドボーを超えるキャラは出ないだろ…と思っていましたが、今回もキッツイのが来ましたね、いろいろと。
まあ、第一話の証人からして「ねーよ」といった感じでしたが。

総括

今回の逆転裁判にサブタイトルをつけるとすれば、
「弁護人&検察による真犯人フルボッコ
まあ、最終話でこういう展開はありだと思うのですが、全話にわたってこういう展開だと食傷気味。
点をつけるなら90点くらい(旧シリーズを100点として)
絶対評価で見るならば水準は非常に高く、万人におすすめできるゲームであると断言できます。さすがカプコン、といったところでしょうか。