SRCにはあんま関係無いんですが

BOTNEWSが閉鎖だそうで。週一で1時間やるかやらないか、というほどの激しくライトなネットゲーマーとはいえ、これには結構驚きました。
このサイト、知らない人の為に少し語っておきますと、とあるラグナ○クオンラインというネットゲームがありまして、そのゲーム内プレイヤーの不正行為や運営会社の怠慢・不祥事・隠蔽などを告発し続けたブログなのです。
コメント欄では、毎回熱烈なファンとアンチと社員と愉快犯が必要以上に過激な論争を繰り広げて、そのコメント数は常に数百、時には千を超えるという名物ブログでもありました。
そこが閉鎖ということで。
理由は、その某ラグナ■クオンラインが、ユーザーに十分な説明なしに月額課金制の上にアイテム課金制をかぶせてきたからだそうです(俗にハイブリッド課金と呼ばれています)。
ちなみに、アイテム課金制というのは、RPGで言うところのレアアイテムを現金で購入し、それらアイテムを使わない場合は無料でゲームを楽しめるという仕組みです。
具体的に言えば、普通は5回で壊れる祈りの指輪だが、アイテム課金で販売している祈りの指輪は回復量二倍で10回使っても壊れない。ゲーム内の武器屋ではドラゴンキラーまでしか売っていないが、アイテム課金では王者の剣を販売している。と、そういうことです。
私のようなライトゲーマーにとっては非常にありがたいのですが、会社としてみれば毎月一定の収入が見込める月額課金制と違って、手を抜くと即売り上げに影響する厳しいシステムでもあります。
ですがこれ、上手くやっている会社には多大な利益を呼びます。特にプレイヤー同士の戦闘が実装されているゲームでは、相手を倒すためには少しでもプレイヤーキャラクタを強くしなければなりませんが、当然アイテム課金を利用しているキャラクターの方が有利になるわけです。
そして、勝ち負けにこだわる人の数が増えるほど、多くのアイテムが売れて行き、多大な収入を生むのです。
さて、話を戻しますと、このアイテム課金制というのはあくまでも基本料金が無料であるからこそ成立しているといえます。プレイヤーの中には、別に他のプレイヤーに勝たなくても、まったりモンスター倒したりふらふらしたいだけの人もいます。また、それだけでも十分楽しいのです。それ以上の楽しみを求めたい人、特別扱いをされたい人だけがお金を払えばいいのです。まさにサービス料金なのです。
さて、そこで件のハイブリッドですが、これ月額で料金を支払っているということは、その時点でプレイヤーは公平な扱いを受けなければなりません。ですが、今回のことで「金さえ払えば扱いに差がつく」ということになってしまいました。
金さえ払えば〜というのは一般のアイテム課金制でも同じですが、こちらの場合、プレイヤーは最初からそれが分かっているのです(たまに、そこまで想像が及ばなかったお子様が掲示板で暴れてたりしますが)。金をかければ有利になるという大前提なのがアイテム課金制です。
これまでBOTNEWSは、プレイヤーが公平*1な扱いを受けるべきな月額課金制であるラグナ☆クオンラインが、不正行為などによってその公平が害されていることを世に訴え続けてきました。それが、今回のことで、もう公平ではなくなってしまったのです。
このことが、BOTNEWS閉鎖の理由ではないか、と私は勝手に思ってますが、なんにせよ今までお疲れ様でした。月一で見るか見ないか、という程度の私ではありましたが、最後なので初めてコメントを付けてきました。
何事も、終わりを見るのは悲しいものですね。

*1:予断ですが、ラグナ口クオンラインには、公平狩りという言葉があるくらいです