全ルートクリアしました


そんなわけで夜刀姫斬鬼行クリアしました。ので、総括的な感想と各ルートで印象的だった場面などをつらつらと。
全体的に見て、かなり良作であったと思います。ところどころテキストに甘えがありましたが(マニア受けをねらったパロディーなど)、基本的に文章は読みやすく、また日本書紀錬金術・魔術のウンチクをはさみつつ展開される会話は、独特のテンポを持っていました。
戦闘シーン(王道アドベンチャーですので、アクションシーンがあるということではありません)の表現も、シンプルながらもカットインを多用しており飽きさせません。
全部で4ルート+外伝3ルートという構成です。そのうち最初にプレイできるのは2ルートなのですが、そこで物語の大筋と諸設定はつかめます。そのうえで出現する2ルートでは、真の黒幕との対決が待っており、そこで説明が省かれているため、4ルートやってもそんなにはだれないのではないでしょうか。
前回の日記でも書きましたが、神話やらオカルトチックなものに興味がある方には安心してお勧めできる作品だと思います。
 
■各ルートで印象的だったシーンなど(クリアした人向けかも)
・トウ編
終盤の戦闘シーンで、髪飾りが外れるシーンのCGがかなりかっこよかったです。他のルートでは主人公が積極的に戦闘することになるんですが、やっぱり色気がないですから。
・桜子編
これも終盤。主人公の刀が使えなくなったシーンで、あの女性の行動(ネタバレ回避)。この表現はかなり好きです。
刀が使えなくなったらどうするか。宮本武蔵一乗寺での対決を思い出したり。
・月子編
他のルートでも、主人公の頭をなでるシーンがありますが、このルートでは別格。
そんなわけで良いシーンがいくつもあります。
いままでのルートでの謎行動が全てつながるので、そこが一番の見所でしょうか。
北斗は好きです。
・ハインリヒ編
何故エンディングに行くルートなのに「レッツマイトガイン!」シーンがないのでしょうか。剛のヒロインです。他のルートではあっさりなだれ込むのになあ。
そんなこんなで一番漢らしいルートでした。燃え燃え。
一番の見所は、ハインリヒが主人公のアレをやさしくアレして、元通りにしてあげるシーンです。はいそこ、変な妄想をしない。
・七生編(外伝)
こういう外伝っていうのは本編で活躍しなかった人のためにあると思う。
この人は本編で主人公より活躍してるので、いまさらって感じ。まあ、特に見所は…
合神シーンも本編の方が濃いし。
・綾那編(外伝)
メイドさんの制服は紺色じゃなきゃ嫌なのでパス。(ひでぇ)
・結華編(外伝)
そうそう、こういう子の為に外伝ってあるのよね
本編での地味っぷりを払拭するように主人公を叩くわ誘惑するわで、全てが見所と言っても過言ではないくらい。
後半やや適当になりましたが、だいたいこんな感じですかね。
 
■おまけ
おすすめキャラクター…ドクターと理事長