探せー賞金首をー

 第三次αのことばかりで忘れてましたが、メタルサーガもやってました。ヴィルベルヴィントにレベル15のキリヤが乗ってる時に限ってマンタレイを見つけてしまい、戦うかどうか悩んで特攻。すったもんだで拡散BSレーザーを連発する羽目になり出費が一戦闘で30000。だが後悔はしていない。
 ふと思ったのは、メタルサーガのシナリオは面白いかもしれない。ので、ちょっと妄想してみる。
 
 
 イノセントとの戦いへ赴くアイアンギアー。しかし、その前に立ちはだかるものが。
 嵐のカーテンと呼ばれる砂嵐。あらゆるものを阻むそれを通り抜けるためには、より巨大な戦艦などで一気に通り抜けるしかない。
 そんな戦艦など存在するのか…
 その時、(メンバーの中で頭脳系のキャラ)が言った。
 「北の砂漠を徘徊している賞金首…ティアマットを知っているか?この世界をめちゃくちゃにした大破壊の後から暴走している地上戦艦だ。そいつに乗れば、嵐のカーテンも突破できるかもしれない。
 暴走しているのは、中のコンピューターがいかれてるせいだろう。ヤツから発射される弾丸と艦載機の嵐…それを潜り抜け、中に潜入できれば、やつを思い通りに操れるはずだ」
 「ティアマットのことは聞いたことあるけど…ヤツに挑んで、何人ものハンターが犠牲になったっていうぜ。一体誰が、ティアマットの攻撃をかいくぐって潜入するんだい?」
 「…最強のハンターにこころあたりがある」
 
 湖西岸の山岳地帯。数台の戦車が、岩肌にカモフラージュされている。
 その傍らに、人影。カウボーイハットに赤いスカーフの女ガンマン。レザージャケットを羽織った青年。そして、ゴーグル付きヘルメットのハンター。…と、物騒なキャノン砲を体にくくりつけた柴犬。
 「おい、もう何時間待ってると思う?本当に来るのかよ、賞金首」
 「黙って待ってなよキリヤ」
 ぼやく青年を、ガンマンがたしなめた。
 「空の悪魔…あいつを倒さなければ、人々は常にあの影におびえてくらさないといけない。それに、ロジャーさんの飛行機が飛ぶところ、見てみたくないか?」
 そういうハンターに、青年はしぶしぶうなずく。
 その直後、あたりがうっすらと翳った。とっさに空を見上げる三人と一匹。
 「来たぞ!B2マンタレイだ!!」
 空を覆い尽くす、巨大な姿がそこにあった。
 B2マンタレイ。通称空の悪魔。大空を自由に飛びまわり、気まぐれに地上のモノを攻撃する狂った科学の産物。
 ハンターたちは、戦車の上にかけられたカモフラージュの布を取り去った。
 「主砲チェック…OK。キリヤ、ヴィルベルヴィントの機関砲で!」
 「任せろ!食らいやがれ!」
 青年の乗った戦車、ヴィルベルヴィントの4連機関砲が火を吹く。対空戦車であるヴィルベルヴィントの機関砲は、空を飛ぶB2マンタレイには特に有効である。
 火線が巨大な影と交わったとたん、マンタレイのうめき声があたりに響く。
 「あーら、怒ってるわよ」
 「予定通りだ、引き付けてからだぞ」
 ガンマンの言ったとおり、B2マンタレイはその瞳(?)を怒りの色に染め上げ、ハンターたちに向かって急降下してきた。
 「うわ…大丈夫なのかよ!?」
 「まだ…3…2…」
 マンタレイが、今にも体を反転させ、その衝撃波でハンターたちを吹き飛ばそうとしたその瞬間、
 「今だ!プラズマキャノン発射!」
 ハンターとガンマンの戦車の主砲…プラズマキャノンが火を吹いた。市販されているものでは最大の火力を誇る兵器。その攻撃を至近距離で受けては、巨体を誇るマンタレイとはいえ、ひとたまりもなかった。
 苦し紛れに、空へ逃げようとするマンタレイ。そこへ、強烈な電撃が浴びせ掛けられる。
 犬の背中に取り付けられたキャノン砲から発せられたものだった。
 天高く舞い上がったマンタレイが、動きを停止した。そのまま、ゆっくりと大地に落ちていく。
 「空の悪魔の…最期だ」
 
 落下していく巨体。
 「すごい…あんな化け物を、戦車で倒すなんて」
 「あいつが、いや、あいつらが最強のハンターだ。やつらなら、ティアマットへの侵入だってできる」
 「よし、行ってみよう」
 
 ハンターたちは、この後無事ティアマットへ潜入(ティアマットの戦闘機能を完全に破壊して正面から乗り込んだのだが…)し、そこである出会いがあるのだが…それはまた、別の話。
 
 
 はい、妄想終了。長いよ!
 ちょっとしたSSですね、これじゃ。シナリオ書いてもいいかなーと思っていましたが、これを書いたらなんだかすっきりしちゃいました。
 はい、それではいつものヤツ行きましょうか。
 こんなもの書いてるヒマがあったらシナリオ書け!